恐竜とイタリアのデモ in ブリュッセル |
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朝9時半にメトロに乗ったら
ある駅でしばらく止まり放送が入った。
ワタシが聞き取れたフランス語は
次の駅名「シューマン」と「フェルメ」だけ。
駅が閉まる?なんのこっちゃ。
そして次の駅「シューマン」を通過した。
えっ?駅をいきなり通過?!
シューマンの駅前にはEUの本部があり
空港行きのバスも出ている乗降客が比較的多い駅。
ワタシの目の前に座っていたスーツ姿の
いかにもEU本部に行きますって感じの女性が
通過した瞬間「oh my God!」とつぶやいた。
すぐさま横に座っていた男性が
「次の駅から歩いて戻ればすぐだよ」英語で声をかけていた。
あなたもフランス語、わからないのね、親しみわくわ。
で、問題はその後
今日の午後、友だちとの待ち合わせ場所が
シューマンの駅から歩いてのところだった。
普段ほとんど降りることのないその駅で降りる予定だった日に
駅が閉鎖!?とは。
で、まぁ、待ち合わせしていた友人に電話して
「駅、閉まってるよ」「なんで?」「わからなーい」って会話の後
無事一駅手前で降りて歩いて集合!
で、こちらが今日の待ち合わせ場所
Museum of Natural Sciences ーー王立自然史博物館ーー
ブリュッセルのいくつかの美術館や博物館は
毎月第一水曜日の午後は無料になる。
そして、恐竜が見たい、と
(正しく言うと骨格見本が、、、)
前々から行きたいと思っていた場所だ。
恐竜の展示に入るといきなり目に飛びこんでくるのは
イグアノドンの復元骨格標本が並ぶ迫力の展示!おおお!
ここのミュージアム、イグアノドンの化石展示では
世界一だと書いてあった、そうなんだー。
追記
1878年にベルギーのエノー州にあるベルニサール炭鉱から
30体以上の完全な前身骨格化石が発見され
イグアノドンの復元についての研究が大きく進んだ。とのこと。
(翌日、英語クラスでベルギー人の友人に教えてもらいました)
このイグアノドン(上のphoto)は全部本物の骨格標本?
同じ恐竜が見事に何体も並んでいるのは見たことがないので
てっきりレプリカだろう、、と思ってしまいましたー!
いやー、すごすぎるって!イグアノドン
恐竜界のスター、ティラノザウルスやステゴザウルス
トリケラトプスなど、なじみのある名前の恐竜オンパレード!
ただこれ、ほとんどレプリカだよね?(それさえも解説理解できず)
骨格の1部もあるけど
レプリカだとしてもすばらしい展示です。
生物の進化や恐竜の系統をわかりやすく図解展示
子供が楽しく学べるように工夫してあり
夢中で遊んでいる姿がアチコチで。
恐竜以外のフロアも昆虫や貝の標本、海の生物の展示など
たくさんの見所あり。
いやー、楽しい。おすすめですよ、ここ。
帰りにシューマンの駅近くまで行ったら
EU本部を囲むようにバリケードがはられ
割れた瓶や発煙筒が道路に散らばっていて
どうやら何かのデモがあった模様。
その後入ったカフェのTVニュースに写っていたのは
まさにEU本部前でライブ中継するレポーターの姿。
あれ?あれはすぐそこ?今通ったよね。今、後ろに映ったかも!
と話しつつ
テロップによれば
「イタリア漁業組合のデモ」との報道。
イタリア漁業組合、、、がブリュッセルまで来て、で、、デモ?
追記 +フランス、スペイン、ポルトガルの漁業組合だったそうで、
これもベルギー人クラスメイトに教えてもらった。
もう、全然理解してないよーワタシ。
ううむ、発煙筒の残骸など見ても
メトロの駅を封鎖するくらいのイキオイはありそう。。。
普段あまり意識することのない
ヨーロッパの首都、ブリュッセルならではの出来事。