フンデルトヴァッサーの建築 (Wien 3) |
旅行から戻り、写真を整理するとおのずとわかる
何に興味を持ったか、感動したか。
単純に写真の枚数に比例するから。
今回の写真の半分はフンデルトヴァッサーの建築だった。
まずはこのインパクトある「ゴミ焼却場」だ。
これはウィーンに生まれ自然と人の共生を探求し続けた芸術家
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーの作品のひとつだ。
素晴らしい、こんなゴミ焼却場なら家の目の前にあっても
まるで煙突からあがる煙からランプの精でも現れそうではないか。
既成概念に捕われず、まったくゴミ処理場然としていない
この自由なデザインによって
威圧感のない、むしろおとぎの国のような親しみさえ感じる。
そして彼が手がけた市営集合住宅
フンデルトヴァッサーハウスHundertwasserhaus
自然と共存するための緑化を盛り込んだ創造性溢れる外観は
カラフルな色彩とランダムに並ぶ窓
アートです。リズムがあります。絵画のようです。
一般の方が入居しているため内部見学はできないがここはエントランス
このようなアートな家に住めるなんて心底うらやまし。
内装も見てみたい。
夏や秋の樹木とのコントラストがまた素晴らしいが
今は冬、樹木は丸裸、しかしこの光景もまた自然との共存。
美しい様子はポストカードで!まずは春。
そして秋、美しい。
作品を通して建築は環境の一部という
彼のからのへのメッセージが見事に表現されている。
そして彼のミュージアムにもなっている
クンストハウスウィーンKunstHausWien
モノトーンの市松模様でモダンな印象の外観
ガラスやタイル、金属や木などの様々な素材が使われている。
中庭も緑が多く配置されているがこちらもさびしー雰囲気。
初夏はさぞ美しいことだろう。
そして絵画も建築同様カラフルな色彩で刺激的で幻想的、とても好き。
創造する者のみが生きている。創造しないのは死ぬことだ。
ーーーフンデルトヴァッサー
まさにその言葉通りに生きて
その信念を目に見える形でウィーンの街に残してくれたことに感謝。
ワタシも創造しながら生きていく
スケールは相当小さいけど、気持ちは一緒♡
P.S
日本でもフンデルトヴァッサーの建築を見ることができます。がっ
大阪のゴミ焼却場はただの奇抜な建物として
税金の無駄遣いと批判の対象になったりしたようで、、、
少し悲しい。