ローマへの道 その3 「天使と悪魔」を巡る旅 |
読み終わってから見てねーーー
物語の舞台、まずはヴァチカン向かう。
サン・ピエトロ大聖堂入口付近には
「シェイクスピアの芝居用に扮装したようないでたち」
と本の中で形容されたスイス衛兵隊の姿が。うん、想像通りの衣装だわ。
ここを起点に、
キリスト教に反する科学の4大元素「土、空気、火、水」を示す
ベルニーニによって創られた彫刻を手がかりにローマに散らばる実在する場所、
啓示の教会を探し出すラングドンとビィットリアの足取りを巡った。
(紹介はストーリーの順序だけど、実際には近い所から回っているけどね)
最初に2人が向かったのは現在、ラファエロの墓がある「パンテオン」
第一の科学の祭壇と間違えて駆けつけてしまった場所。
古代ローマの中でも完全な形を残すアーチ建築の内部。
■第1の科学の祭壇「Earth」ー悪魔の穴開くサンティの土の墓ーは
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会内にある、キージ礼拝堂
ラファエロが眠る、ではなく設計した墓だったのだ。
■ 第2の祭壇「Air」サン・ピエトロ広場の中心。
カリギュラ帝のもたらしたエジプトのオベリスクが立つ足元
「ウェスト・ポネンテ」が目的の場所だったのに、、、
ここで大きなミスをやらかした、ワタシ。
なぜか第2の祭壇をオベリスク横の噴水と思い込み、
この噴水でラングドンは息をひそめてハサシンが去るのを待ったのね〜と
覗き込んだり、写真を撮っていた、、、がっ、
それは第4の祭壇のシーンと混乱!
つまり肝心の第2の祭壇はこの噴水の後ろに写る
オベリスクの真下のウェスト・ポネンテ、、、
ここまで来て素通り、あ、、、ありえん。。。
■ 第3の祭壇「Fire」サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会
「贅を尽くしたバロック」と表現された外との対比に驚くほどの豪華な内部
そしてベルニーニの彫刻「聖女テレザの法悦」
「気高き探求に天使の導きあらん」とある
天使の槍が指すのは第4の祭壇ナヴォーナ広場。
■ 第4の祭壇「Water」四大河の噴水
旧世界の4つの大河であるを賛美するベルニーニ作の噴水は残念ながら工事中。
聖なる隠れ家である啓示の教会、5つめの場所は
サンタンジェロ城。ヴァチカンとは地下道で繋がっている。
長い1日の最後はここ、ベルニーニ作、トリトーネの噴水を部屋から眺める
「ホテル・ベルニーニ」
ラングドンの夢の中で
「コロセウムの階段のいちばん上からヴィットリアが呼びかける」とある。
コロッセオの内部
最後に、
今でもコンクラーベが行われる神聖な間、システィナ礼拝堂は
ヴァチカン美術館の中。
撮影禁止のため写真はないけれども
天井に埋め尽くされたミケランジェロの絵画「最後の審判」「創世記」を
見ることができた、がっ!とにかくすごい人で落ち着いてみれない。
いやそれ以前に、美術館に入るのに開館前から並んで3時間待ち、
そしてラファエロの間やミケランジェロ、ダ・ヴィンチの作品など
見逃せない作品が多く、人も多く、
急ぎ足で見ても(←そもそも急ぎ足で見るのは間違ってる?!)
2時間は有し、システィナ礼拝堂にたどり着く頃にはすっかり疲れてしまっていた。
なので、ヴァチカン美術館はまた別の機会に、
今回はあくまで「天使と悪魔」巡りね、と、後半は流してしまい、
そうは言いつつ、そうそう来れまい、、、とその時は思ったが
帰ってきてから、
しかもこれを書いているまさに今!
第2の祭壇の写真がない、あれ、なんで???
勘違いして見逃す、、、というありえないミスに気づき、
なんだかここまでの達成感が総崩れぇぇええ〜〜〜。
ああ、やっぱりローマはまた行くべき場所なんだなぁ、と痛感した次第。
ーーーナポリ編に続くーーー