結婚パーティまでの道のり。 |
舞い上がると同時にさて?
何を着て行けばいいのか?
何を持っていけばいいのか?
よくわからない。
花嫁Pちゃんに聞いても
私もベルギーの結婚パーティのことはよくわからない。
でもアナタは来てくれるだけでいいの!と返事はそれだけ。
ううーーーん、とはいえ
そう言われても手ぶらで行っていいのだろうか?
新郎Dに聞いても、いいよ、来てくれるだけで、だ。
一緒に行くクラスメイトFちゃんがフランス語クラスの先生に相談したら
「ベルギーで一般的なのは
結婚するカップルはデパートに欲しい物リストが登録していて
知人友人たちはそのリストを見て、私はこれにするわー、と
生活準備品をプレゼントするのよ、大抵、INNOね」
と教えてくれた。
INNOというのはブリュッセルにあるデパートだ。
お祝いはこれよろしくー!ってな感じか、なんて合理的!
贈る方も喜ばれるし、もらう方も嬉しいし、デパートも嬉しい。
これぞWin-Winってやつだ。
いや、お祝儀にお金を渡す日本の方がより合理的か?
それはともかくそのリストはデパートのWebsiteで見れると聞いたので
早速調べてみる。
フランス語のsiteなのでよくわからないながら
ひたすら探す、が、そもそもそのリストというページに辿り着かない。
1時間くらい探してあっさりやーめた。
だってもしプレゼントリストを登録していたら
何を持って行けばいいの?と聞いた時に
教えてくれるよね、そのことを。
では何か贈り物を、、、と考えて
今度は私が現在通っている英語クラスのクラスメイトの
ベルギー人3人とフランス人1人に尋ねた。
「ベルギーで結婚パーティに呼ばれたんだけプレゼントはどうするの?」と。
答えは「友人たちとお金を集めて誰かが代表でプレゼントを買う」だった。
ベルギー人2人は学生だし1人は24歳。そんな感じか。
フランス人の彼女はおそらくワタシと年が近い。
「食器が一般的」「パーティだったらワインを持参」
「花束とそれを飾る花瓶」など日本と何ら変わらないアドバイスをいただいた。
で、素直なワタシはアドバイスに従い
日本食が大好きなカップルなので和食器、小皿5枚組を選び
すてきな桜模様のハンカチに包んだ。
そして花束は情熱的な赤。
さらにギフトを入れるペーパーバッグは
持ち手がパール(もちろんフェイク)になっていて
上品でお祝いにぴったり。(Topの写真)
ココ数日、どこへ行ってもこのラッピング用品を探し求めていて
こういうペーパーバッグがすごく素敵な物が多いことがわかり
どれにしようか、、、と選ぶのを楽しんだ。
もともとプレゼントのラッピングが大好きなのだ。
贈り物の準備は終わりあとは着て行く服だ。
夏だし、新郎のパパは日本好きと聞いていたので
ではぜひ浴衣を!と思ったものの
間違いなくその場では浮くだろうな。
それがパーティにふさわしくなかったら
Pちゃんの友達として彼女に申し訳ない。
やはり事前に主役の2人に許可を取っておこうと
電話で聞いたら、「着物!見たい〜!パパも喜ぶ〜!」とのお返事。
(浴衣と言ってもわからないので着物と説明)
よし、では浴衣で。
そして当日を迎え、この天気が安定しないベルギーでは
大変な賭けでもあるガーデンパーティ、神様の祝福か晴天!
青空の下での素敵なパーティとあいなりました。
ああ、何気ないワンシーンさえ映画のよう
キッチンではギャルソンがシャンパンを用意。
ふふふ、もててます、とうのは大ウソで
日本のマンガが好きで東京にも
行った事があるという男性と日本のマンガについて話し込むの図。
室内では音響もすごいセッティング。
参加したのは午後のカクテルパーティだったけど
夜の部はやはりダンスなのかな?ガーデンで。
さりげなく飾られたフォトフレームには
新郎の子供のとき、そして多分学生時代の写真。
各テーブルに飾られた花は上品なピンク。
以上3回にわたっての結婚式レポートでしたっ!