アムステルダム建築巡り-1 運河とハウスボートと自転車 |
ヨーロッパの街並は
古き良き時代を彷彿とさせる美しい建築物が残り
そこからその国が歩んできた歴史や文化を垣間みることができる。
そして街並はその国の人々の暮らしや美意識を
表すものでもあるとすれば
アムステルダムほどその暮らしぶりが現れている都市はないと思った。
国土の4分の1は海抜0以下、ネーデルランド(低い土地)の
首都アムステルダムは中央駅を中心に縦横に運河が伸びる。
地図を見るとまさに「運河に取り囲まれた水に浸かる都市」
その運河の美しい景観のひとつとなっているハウスボート。
アムステルダムは深刻な住宅不足から
運河に浮かべたハウスボートで生活するボート居住者が増え
市当局も許可している。
現在ではアムステルダム近郊で2000以上のハウスボートがあり
ハウスボートの保留許可証の発行はすでに停止されている。
そのため許可を受けたハウスボートは値段が高騰し、
ハウスボートに住むということが一つのステータスになっているそうだ。
普通のアパートと変わりなくキッチンやリビング、寝室スペースがあり
美しいインテリアで飾る室内が外からも見える。
入口にはポストがあり、もちろん住所もある。
アジアで見られる生活難によるハウスボート居住者とは
だいぶ様子が違うようでとても優雅な暮らしぶりだ。
そして
低地が続くオランダでの生活の足は主に自転車
街中はきっちりと自転車専用レーンがあり
慣れていない旅行者たちはうっかり自転車レーンを歩き
ベルを鳴らされる。(ワタシもだ)
この街中の光景、中国を思い出すほど自転車が溢れている。
観光もレンタル自転車がで廻るのが良さそう。
特に前に子供を載せるタイプは楽しそうだし
デザインもとてもおしゃれ〜
運河とハウスボートと自転車
どの景色にも映り込むオランダの生活景観の一部だ。